健康診断について

健康診断には定期的に通っていますでしょうか。癌などの成人病は、いきなりなるものではありません。かならず事前になんらかの異常値が体に出ます。健康診断で異常値がある場合は、必ず改善を試みましょう。病気はなる前に対処したほうが、体にもよいですし、安上がりで済みます。

健康に登場する用語

健康診断を受けると、聞きなれない用語が数多くあります。これでは異常値だとどんなふうに体に悪いのかがわかりません。私たちは、これらの用語についてもう少し知っておいたほうがよいでしょう。ここではアミラーゼについて説明します。

アミラーゼの正常値

アミラーゼは食物として摂取したデンプンを消化する酵素で、主に膵臓と唾液腺から出されますが、タイプは異なりますからどちらの部位から出されたアミラーゼかは識別は可能です。アミラーゼは正常な血液中には膵臓からのもの(膵型)が四0%、唾液腺からのもの(唾液腺型)が約60%の割合で含まれています。

そして、臓器から血中に出たアミラーゼの寿命は非常に短く約二〜四時間で消失し、約三分の一は腎臓から尿として、残りは肝臓や網内系で処理されます。

唾液腺のアミラーゼの値が上がるのには自己免疫疾患がありますが、ほかには唾液腺や唾液の排泄管に唾液に含まれる石灰が沈着してできる唾石症も挙げられます。

アミラーゼの正常値:60〜200

アミラーゼの値が上昇する代表的な疾患

アミラーゼの値が上昇する代表的な疾患は膵炎で、鳩尾や左の上腹部や腰の背部に痛みが走ったり、吐き気などの症状があり、アミラーゼの値が上昇した場合には、膵炎を疑うといいでしょう。

膵炎には急性膵炎と慢性膵炎があって急性膵炎では、激しい腹痛など、急激な症状を伴い、この主な原因として考えられるのは、胆石とアルコールの摂りすぎが挙げられます。

膵臓の働き

膵臓は胃の後ろ側にある長さ15cmほどの細長い臓器で、アミラーゼやトリプシンなどの消化酵素を含んだ膵液を十二指腸内へ一日に約500〜800ml分泌しています。膵臓では散在するランゲルハンス島から血糖の量を調節するホルモンであるインスリンやグルカゴンも作っています。